レクリエーションはなぜRecreationなのか③ ~閉塞感からの脱却~

  レクリエーション

 戦争は人々から笑顔を奪いました。「欲しがりません勝つまでは」という標語からもわかる通り、人々は全ての楽しみを奪われました。そして、敗戦のショックは人々の生活に暗い影を落としました。

 そのような状況の中、疲弊し委縮した社会を”つくり直す”ために占領軍はレクリエーションを用いました。この時代では、大きな声で歌うことや男女が手を取り合って踊ることがレクリエーションになりました。人々は自分の意志で楽しく歌い踊ることにより、元気にイキイキと生活するための活力を得ました。

 戦後の日本において、レクリエーションは社会を覆っていた閉塞感からの脱却するための、謂わば社会をつくり直すためのツールとして利用されたと言えるでしょう。

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